おかげさまで、初の横浜での合同展示販売会は大盛況にて終了致しました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
活版印刷は、古い印刷の手法を表す言葉ですが、
今は体験し、活字を使った表現の模索と交流の場と言えるかもしれません。
活版印刷に集う人々の輪は、その活字の中に、
デジタルフォントでは失われ、または簡略化されてしまった文字本来の美を発見したり、
情報伝達を視覚的に豊かな感性で捉えようとする方々が多いと思います。
また、小さな子達の夢中になる姿にはいつも驚かされます。
伝統や専門知識はもう一歩奥に。
入り口である専門家の方々や会場の雰囲気がとても明るいのも特徴的です。
僕自身は、現役で動く、博物館に置かれてしまっても不思議ではないくらいの機械達や、
時間を経て古美を得た金属、古道具のインクの染みに侘び寂びを感じ、
それらを動かす古老の職人の方々に話を聞くことで、新しい事を教わる世界。
本来の活字の使い方としてはありえなかった、
新・活字ホルダー の企画元である築地活字と、
デザイン、制作にあたる事となった僕は、最初はまったく縁遠い二人でした。
しかし何故か、誰に聞いたでもなく築地活字を訪れた事がはじまり、
今ではとても仲良く、お付き合いさせて頂いております。
直感を機に、なにかが生まれることは素敵な事だと思います。
皆様も是非、活版印刷の世界へ足を踏み入れてみてください。
伊勢佐木町 裏通り にて