11.02.2011

焼印風刻印の方法


新・活字ホルダーはレザーへのプレスも出来ます。
更にインクを使う事により、常温で焼印のような仕上がりを得る事が出来ます。
焼印より素晴らしいのは、文字の周辺が焦げないということです。

作業は活字のためにも、印の仕上がりのためにも、レザーを少し水で湿らせてから行いましょう。
油性のインクを使えば、革が湿っていても綺麗に印字されます。


レザーの質やインクの質によって効果は多種多様ですが、
一般的なタンニングレザーの場合、
実は文房具店で普通に手に入るスタンプパッドがお薦めです。
活字は金属ですので、油性のインクパッドを探されてください。
黒、赤、青、あの事務的な色が、レザーの色と重なり、面白い効果を生みます。


押すときは少し体重をかけて、しっかり押しましょう。


ゆっくり押しましょう。



黒、赤、青で、こういう風に仕上がりました。焼印の温度を変えたような効果です。
レザーへのインクの入り方がよく、仕上がった後、手で触ってもまったく落ちません。



花形もこのとおり。綺麗に押せます。




※ハンドプレスは北総システムズの中古を購入して使っています。
このハンドプレスは、プレス部に8Mの雌ねじが切られていますので、
ホルダーの取り付け部(8M)同士、8Mの全ねじを4~5㎝に切断し、
ナットを2つければ簡単にアタッチメントを作れます。