活字一式セット用の小箱を制作しました。
蓋は新・活字ホルダーを使用し、組版、印字。
数種類の大きさ、2種の書体を使う様デザインしました。
「TSUKIJI KATSUJI」はセンチュリーオールド。
両端から21pt、16pt、13.75pt、12pt、10.5pt、9pt、8ptと
大きさの違う活字を組みました。
「since 1919」と「yokohama」は12pt ピラネジイタリック、
「HPマーク」は築地活字の前身、「横浜博文館」のオリジナル活字 21pt を使用。
新・活字ホルダーは、このような複雑な組版も可能です。
箱状では印字しにくい為、
小箱になる前の断裁した状態（平な状態）で工場からお預かりし、
量産の作業がしやすいよう、
ハンドプレス機に新・活字ホルダーを取り付け、私共で印字しました。
そして、再度工場へ送り、箱となりました。
小箱は、ピラネジイタリック18pt 一式（鉛活字158本+込物）が丁度入る大きさです。
箱の内側には、活字を囲むように板紙を入れており、
この板紙を引き上げると、活字が取り出しやすくなります。
活字セットをお求めの方には、このオリジナル小箱に入った活字一式をお届けいたします。
お手に取り「小さな活版印刷」をお楽しみください。
この小箱は、竹内紙器製作所 堀木さんのご協力によって生まれました。
お忙しい中でのイレギュラーな製作のご快諾、本当にありがとうございました。
※写真のような組版、印字をする場合はそれぞれの大きさの活字、込物が必要です。
